RX0を1年ほど使って、その性能の良さを実感しました。
もう少し近距離での撮影が…とか、4KもSHOGUNなしで撮れたら…とか思ってたらちょうどいいRX0Ⅱが発売になりました。
仕事で4K撮影を行うのですが、長回しがほとんどですので購入するカメラは長回しの使い勝手を重要視しています。
ここで、RX0Ⅱの長回し特性を実験し検証します。
検証1.撮影できる時間
RX0もそうでしたが、バッテリの寿命を無視すれば、つまり外部給電であれば30分制限もなく記録が可能です。128GBのSDカードに100mbpsでおおよそ2h40m〜記録できます。
また、XAVCSなので単一ファイルが生成されます。
これなら、仕様上は長時間撮影でも安心です。
検証2.バッテリの持ち時間
バッテリはNP-BJ1です。3.7[V] 700[mAh]のちっこいバッテリです。
このバッテリでだいたい動画の連続撮影であれば40分くらいは持ちます。互換バッテリがすごく安いので結構安心です。
その前に、次の検証の問題が立ちはだかります。
検証3.本体の熱について
RX0Ⅱはかなり発熱します。バッテリを使い切る前に熱で停止することの方が多いです。
この状態で回し続けると高温で自動停止が働きます。
検証1ではファンで挟んで冷却しながら実験したため、撮影は停止しなかったのです。
RX0Ⅱは「自動電源OFF温度」を「標準」「高」のいずれかから選択することができます。ここで、それぞれの設定に対し、停止するまで実験を行いました。室温は23℃でした。
自動電源OFF温度 標準:およそ10分で自動停止
自動電源OFF温度 高:およそ40分で自動停止
温度管理設定によっては40分まで連続記録が可能です。
ただし、バッテリ切れが先か自動停止が先かは実験の都度変わったため、絶妙な温度であると思います。
では、高温とはどれくらいなのか。「自動電源OFF温度:高」にて自動停止の直後、放射温度計で測定しました。
もっともアツいと思われる液晶裏でなんと51.8℃を記録しました。持てないくらいアツくなる。
この時、両側面や上部は46〜7℃となっていました。
まとめと考察
RX0Ⅱの長回しは実用的だがかなりアツくなるので、何らかの外部放熱機構が必要になると考えます。
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