RX0ⅡをOSMO Mobileでつかう

光学

ステディな思い出

かなり前はステディカム…は買えなかったためFlycamというGlidecamに似たようなやつを使っていたこともありました。

Flycam 3000 + XF100

これは機械的調整のみで浮遊感というかスタビライズ感を出します。調整がうまくいくと非常に綺麗に自然に思い通りに撮れます。が、そこまでいく道のりは決してスムースではありません。面倒。

その後は大小いくつかのブラシレス・ジンバル・スタビライザのパラメータを調整して使っていましたが、これもこれで面倒です。PID制御のパラメータをいじるSimpleBGCにはよくお世話になりました。

スマホ版の方をよく使ってた

最近はうごいて撮ることがあまりなかったのに、うごいて撮る用事ができてしまいました。

安売りしていたDJI Osmo Mobile(1st Gen)を購入して持て余していましたが、スマホで撮るのでは芸も空き容量もない。このあいだ買ったRX0Ⅱを乗せたいと思います。

逃れられぬバランス調整

これは本来スマホを乗せてとるやつで、細かなパラメータ調整はできないものの、その製品の品質やアプリ連携、強力なモータが魅力です。

持つとわかる高級感

これにはスマホしか乗せられません。なんとかゴップロとかRX0を乗せて使えないか、と思って調べると世の中には似たような考えを持つ人がいるみたいで、既製品がありました。

ANDYCINE FOR RX0

見たまんまですがRX0を乗せてスマホスタビライザにのせられるアダプタですね。RX0用です。

ちょっと足りない

RX0用なのでRX0Ⅱを載せるとしっかりネジが閉められません。RX0Ⅱはディスプレイがうごく分、後ろに厚くなると言うややなさけない仕様になりました。

収まりよし

RX0Ⅱで使うには工夫が必要です。単純な構造なので、バネ座金を挟んで調整します。

さあ、これをOsmo Mobileに差し込めば完璧だ!と思ったら、まあそう簡単にはいきません。バランスが悪いのです。

このざま

どう見てもRX0側が重すぎます。

ブラシレスジンバルは傾こうとするモーメントを打ち消すようにモータで調整します。このままでは常に傾くモーメントが生ずるため、モータが焼けてしまうでしょう。私も過去にいくつもの焼きモータを作りました。

1/4ネジ 位置的にも元来カウンタウエイト用かも

このアダプタには右下に1/4ネジと、右上の穴がありますので、その部分を使わせてもらいます。

見た目は二の次

とりあえず手近にあった座金を組み合わせてバランスをとりながらカウンタウエイトとしました。こうすることで無電源でも水平で静止します。

立った立った

重心がジンバルの中心にくるため、スタンドもなしに自立します。理想的な状態です。

しかしながら結構重いです。カメラ部が重くこのように重心がセンターにあれば、ブラシレスジンバルは振動することもなくとても安定します。ただし、大人しくRX0に対応したジンバルを買う方が、腕には優しいと思いました。

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