URSA 12K のノイズいろいろ

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Blackmagic Design URSA Mini Pro 12K のノイズいろいろ

結局買っちゃった

「感度的に欲しくないなあ」などとぬかしておりましたが、結局買ってしまいました。

だってねえ、超高解像度からの切り出しとか、おそらく仕事が楽になるからやってみたかったし・・・。

RIGに詰めたBMPCC4Kよりも、ひとまわりでかい感じ

やっぱりFPN(Fixed Pattern Noise)

BMPC4Kの悪夢が蘇る!

やっぱり、やっぱり気になる!タテのシマシマがスムースなグラデーションの部分に出てしまう。

左端の暗い部分が特に目立つが、画面全体にムラのある感じで等間隔に縦縞が見える

原解像度画像

モノクロにすれば目立つかと思って。

原解像度画像

これは空とか撮っても意外と出るのでこわいです。

まるで狼少年

しかも、「FPNはどのセンサでも固有だよ?気にしすぎだよ」とか「えー、みてもよくわかんないなあ、気のせいじゃないの?」などという風に言われれば、閉口するしかありません。

なぜなら、個体によっては全く出ないこともあるからです。そういう個体を持っている人からすれば「増感し過ぎ」だの「ディスプレイの方が焼きついてるんじゃないの」など言われ放題です。

日本製カメラなら安心

日本製カメラはこのような問題はあまり起きません。多分、品質管理がしっかりしているか、校正担当が頑張っているかのどちらかでしょう。

BMPCC4KではセンサがSony製(IMX294,GH5Sと同じっぽい)らしいので特に気にならなかった。一方でBMPC4KのはCMOSIS製だったはず。

やっぱり日本製カメラ以外だと個体差がかなりあるみたいですね。

Sony万歳なだけかもしれないが、我が国の製品は品質の安定性という面ではまだ優れるようです。

直るよ…!You can fix it !

話がそれましたが今回言いたかったのはこれ。

直ります。正しくはキャリブレーションできます。

ただ、URSA Mini Pro 4.6Kの方にはホットピクセル修正用のメニューがありますが、12Kでは押せなくなっています。ムキー!

ファームウェア (2021/01/19) 7.2.1ではセンサキャリブレートが押せない。

ではどうするのか。それは、「BMに送る」のです。

私の場合は一週間、5営業日くらいで帰ってきました。

タテのFPNは他のノイズフロアに埋もれた感じ。ムラも軽くなった。

原解像度画像

確かにタテのFPNは軽減されています。どちらかと言えば元々あるノイズフロアの奥に埋もれた感じなので、出そうと思えば出せると思いますが、前よりは気にならないですね。

昔々、BMPC4Kの時は…

実は発売前FootageにもFPNが乗ってたBMPC4K

以前BMPC4Kで同じような状態になった時はBMに送っても、発売直後だったためか「これ以上程度の良い個体はありませんねえ。」と言われたため、こちらから交換を断りました。だいぶサポートがよくなっていると思いました。Good Job,BMD.

解像感すげえ

やっぱり解像感はすごい。すごいけどレンズをかなり選びます。

中心付近の解像度がカリカリなやつでも、やっぱり周辺が滲むと結構気になってしまいます。

周辺までカリカリなやつを沼から探しだす必要がありそうです。

まとめ

FPNが目立っても校正に出せばある程度は直ります。今後のアップデートではPro 4.6Kのように自前で校正できるようになるかもしれません。

当初の懸念どおり、画面中に暗いところがあると、思ったよりノイズが目立ちます。特に12K解像度だと画面内のちょっとしたエリアのフロアノイズが目につきます。BMRawでも圧縮率を上げれば高周波成分から消えていくので気にならなくなるかもしれません。

たしかに、ポストで圧縮かけたりLUTかければ消えちゃうんですが、超高解像度の課題を見出したように思います。

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