繰り出さない12-32の修理

ガジェット

結局良いレンズ

外装はアルミ製

Panasonic LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S. H-FS12032

長いので12-32と呼びます。

これはつまりライカ判換算で24-64mmの画角になる、マイクロフォーサーズ用のレンズでございます。

コンパクトに収納でき、なんと手ぶれ補正まで付いてるキットレンズの王様であります。

取り回しがよく、24mmから50mmを挟んで64mmまで使えるので、大体なんでも撮れます。

GX7などにつければカッコ良い上にとても使いやすいです。

マニュアルフォーカスができたらもっとうれしい。

繰り出さない個体

今回手に入れた個体は、リングを回しても繰り出しません。

レンズ側のピンとリング側の溝がハマって摺動するが、画像のようにリング部が削れている。

分解してみたところ、レンズ繰り出しのための溝が削れてしまい、繰り出し機構のピンが溝から外れてしまうのが原因でした。

修理

「溝から外れるなら溝を深くすればいいじゃない」ということで、削るか盛るか、というところです。

本当に適当なプラ板を接着剤でくっつけた

今回は削らずに盛りました。削れてダメになったのだから削っちゃダメだろ…と思ったわけです。

結果的にはうまく行きました。

これが全金属製だったらな

外装とマウントは金属だけどあとは全部プラ

これが内部まで全部金属製だったら素晴らしいな、と思いましたが、内部が全て樹脂だからこそこの軽さと価格を実現できているのでは無いかと考えられます。

まとめ

12-32はよく壊れた品がオークションやカメラ屋やなんとかOFFなどに安価で売られているので、修理して楽しむのもいいかと思います。

いつかは2/3用のレンズもバラしてみたいなあ

今回修理した個体は友人を沼に突き落とすための供物として差し上げました。

一緒に明るい単焦点も差し上げたのできっと沼に落ちてくれると思います。

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