Blackmagic Design URSA Mini Pro 12K の実用
12Kを実用する

Blackmagic Design URSA Mini Pro 12K
長いのでURSA 12Kと呼びます。
とあるコンサートでURSA 12Kを使用しました。
ノイズ除去
以下の処理は DaVinci Resolve Studio 17.2 Build11 で実行しました。
DaVinciには「時間的ノイズ除去」、つまり前後フレームの差を利用して輝度ノイズを除去する機能があります。これはとても有効なのですが、解像度が上がるにつれて処理時間が増大してしまいます。
単純に考えても、8KはフルHDの16倍の計算量が必要になるわけですから、大変です。
そう、時間がかかる
このようなスペックの「ぎりぎりMac Miniシステム」で実行します。

何がぎりぎりなのかといえば、Blackmagic Raw Speed Testでの数値がぎりぎり30fpsというわけです。仮想通貨需要でビデオカードが高いので、当面コレを使っていきます・・・。

ノイズ除去の設定はこうです。

このシステムだと約二時間半の12K素材(16:9 11520*6480)をUHD4K(3840*2160)のProresに現像しつつ、上記設定の時間的ノイズ除去を行った場合、約2日(50h程度)かかりました。
8K(7680*4320)のProresも上記の設定で書き出そうとしましたが、7日かかると出たので諦めました。

これらの処理は未来のマシンに期待ですね。
見てくれこの解像感
流石に二時間越えの素材はレンダリングに時間がかかるのでフォトセッションを撮影した素材で品質を確認してみます。47秒の12K(11520*6480)BRAW素材から前述のノイズ除去設定を適用した11520*6480の動画を、Prores422で書き出し、静止画を取り出してみます。47秒の動画を書き出すのに約6時間かかりました。
静止画で書き出してみると、動画ではわからなかったディティールがわかります。
Prores422でさえこのスチルフレームですから、ヨコ12Kのデジタルサイネージ用動画素材なんかにも耐えられると思います。

[SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM] 50mm F5.6で撮影
静止画でもノイズ除去
当然ながらDaVinciは静止画を書き出す時もノイズ除去が有効です。カラーノイズがかなり軽減されることがわかります。

[SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM] 35mm F5.0で撮影

[SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM] 35mm F5.0で撮影
12Kセンサの限界?それとも・・・
ノイズ除去を行なっていない画像、よくみると特異なノイズが入ります。


当初はホットピクセルを疑いましたが、これはどうやらURSA 12Kのセンサ特有のもののようです。
詳細は要研究ってところでしょうか。
書き出しできない/コピーできない
フレームを切り出そうとするとできないこともありました。
まず、DaVinciのフレーム書き出しで、「スチルを保存」ができないことがありました。

できる時とできない時があり、ノイズ除去の設定が悪さをしていることは分かったのですが、詳しい原因まではわかりませんでした。
また、CatalinaのQuickTimeでは8K以上の解像度の動画からは静止画をコピーできませんでした。

まとめ
URSA 12Kで撮れる12K素材活用のタイヘンさをまとめたつもりです。
・レンダリングに時間がかかる
・スチル一枚の扱いにも困ることもある
・でもクオリティは抜群
次はレンズ選びの難しさを光学的見地から考察してみようと思います。
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