トップの画像はむかーし使ってた半天球カメラ。2台で全天球とした。
必要なものがたくさん
メガネが必要
この時点で手軽さはない。裸眼3Dはさておき、3DもVRもメガネがないと見れない。3Dではそのメガネときたらメーカーごと機種ごとに変える必要がある。せめて規格統一して欲しいものだった。
また、メガネが必要というより、メガネをしている人は置いてきぼり仕様なのが残念で興味深い。
見るためだけに知識が必要
3DもVRもコンテンツが豊富でもないのに、さらにその中で再生規格が乱立。
3Dには上限分割と左右分割があり、さらに3DVRには投影方式があり、VR360に加えてVR180というのもある。EXPO70’もびっくりの「映画ごとに規格がある」状態である。
何種類もある方式
投影方式と分割方式
Gopro VR Player V.3の設定画面を例に取ると、入力と出力の組み合わせがいくつもあり、どのコンテンツもどれかに相当する。メタデータが壊れていると自動設定は利用できないため、ビデオやファイル共有利用時の再エンコードによって再生形式が謎になるところも面白い。
VR360
VR元年からあるVR。VRといえばこれ。360度全てに映像が広がる。原則として画角の死角がないので制作側が苦労する羽目になる。
VR180
2017年?18年?くらいから出てきた規格。180度、つまり前面だけのVRである。ほとんど「投影方式を限定した広角動画」である。こっちは真後ろが死角になるので機材を置きやすい。また、バイノーラル録音なども使いやすくなり、さらにはオブジェクトオーディオを取り入れたコンテンツもあるらしい。
統一されないプレーヤー
このように規格が乱立してるのでメーカーごとのソフト・プラグイン・プレーヤがあったりする訳である。
今後もそれぞれのVR機器専用にソフト市場が形成され、制作側がただただコスト増に耐えるのが想像に難しくない。
コンテンツがない
3D・VRである必要性がないのがつらい。それって面白いの?
EXPO70’もびっくりの「すごいね、これ」で終わる。
コンテンツ製作者のノウハウがない?
もしかしてVRも3DもARも活かせられないのではないか。それほんとうに欲しい?というものを作り上げてしまうのである。技術の良さを活かせていないと思う。
恥ずかしながら私も作ってきた過去がある。これとか。Spatial Audioをどれだけ効果的に活用できるかの実験の側面もあるが、マイクの耐圧が良くなかった・・。私は面白いと思うが、万人受けするとも思えないのである。
もしかして「これまでの」価値を活かせない?
既存の価値観、というか様々なデファクトスタンダード、つまりこれまでの平面の映像たる「テレビ、映画、etc」で培ってきたものとの相性が悪いのではないかと思う。
もしかしてVRや3Dには視点の自由さはあるけど、楽しみの自由さまでは提供できていないのではないか。
VRを見る人を見る方が面白い可能性だってあるのだ。
AR、MR、ときてxR
今後はVRや3Dは細々と続いて、結局はxRに行き着くだろう。
というのも、ボリュメトリックビデオであればスマホひとつで、例えば目の前に生きたライオンを、しかも見たい角度から見ることができる。
はたしてそれが、面白いかは別として・・・。
まとめ
VRと3Dのダメな共通点
・メガネがいる
・メガネかけてるとメガネかけられない
・技術の良さが活かせない
・もしかして別の価値があるかも
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