InterBEE 2021

ガジェット

InterBEE 2021に行ってきました。コロナ騒ぎで昨年はリアル開催できませんでしたが、今年はできました。やっぱりリアル展示会の方が嬉しい。

そもそも編

しかしながら、今年は様子が違う・・・。そう、海外メーカーの出展が少なく、なんと会場が2019年比の半分、密度的には1/3くらいでした。さらに人気のあるブースは入場規制していました。

トップ画像のように、Hallの端はがらんとしていてなんだか寂しいですね。

こちらは2019。Hall 1〜8までみっしり使ってる。
こちらが2021。オーディオなんかただでさえ少ないのにさらに少なくなった。

オーディオ編

そんなわけでオーディオは新しい情報がない・・・。

Shure TL45。これはおそらく2019年にもあったと思う。デュアルダイヤフラムのラベリアマイク。
Astro製22.2chスピーカつき椅子。お値段も222万円。ただしユニットとしてはパッシブなので外部アンプがいる。とうとう音響までやるようになった。

レンズ編

レンズはライツの新製品やFujinonの新製品などが並べてありました。

これらに共通するのはラージフォーマット対応という点ですね。

ただしこのラージというのがくせもので、ライカ判のことか、もしくはライカ判以上、ということを指しているようです。

Leitz ELSIE 25mm。周辺までカリカリかと思いきやちょっと集中線ぽい描写。
Leitz Zoom 25-75mm。想像していたより一回り小さい。光学性能はかなり高いとのこと。
Fujinon Premista 28-100。中心付近の解像度は8Kでも耐えうるとか。
興味深い2/3インチ用Over4Kレンズのデモ。切り出した時の画質をHD・4Kレンズで比較していた。中心部の解像感は大差ないが、周辺部の解像感は全く異なっていることがわかった。
4K Overレンズのプロパティ。
1.25インチ用のポータブルズーム。いったいいくらするのか・・・。あとこのマウントの名前は決まったのか・・・?
おなじみSIGMAのシネマプライム。一応ライカ判の50MPには耐えられるように作られている。レンズの色味は写真用と一緒。
Lレンズ・システムは今後どうなっていくのだろうか。

カメラ編

今年の目玉はSONY VENICE2でしたが、入場規制をしていて、しかも腹減ってたので見ませんでした。その代わりDJIのアレを見てきました。

DJIのシネマカメラ Ronin 4D。
右グリップの大きなダイアルはフォーカス。ダイアルはフォーカスもろともLiDARの測距と連動して動く。ちなみにLiDARの情報を保存することはできないらしい。
右グリップと左グリップの機能は固定。左フォーカスはできない。
バッテリーは専用品。
Astro製ちっちゃ8Kカメラ。マイクロフォーサーズマウント。ヘッドとCCU間はUSB-CかDPケーブルで繋げるが、信号は独自プロトコルらしい。汎用品が使えるのは使い道の幅が広くなる。
NINJA V+。5インチモニタサイズで8K30Pを録画できるすごいやつ。昔、SHOGUNの売り出しを待ってた頃には考えられなかったネ。
ただしSDI入力はだいぶ飛び出てる。

その他ガジェット

Libec P110S。いわゆるぺデスタルだがちっちゃい。可搬性ありそう。
キャスターは固定できるのでレールの代わりになる。
YoloLiv YoloBox Pro。思っていたよりもしっかりした製品だった。結構欲しいけど、結局ケーブルまみれになりそうな感じ。
ドスパラの編集特化ワークステーション。エンコード・デコードのアプリ連携も盛り込んで売っているらしい。
NHKの8Kソリューション。おそらくSfMなどを使っている。3〜400枚の写真からかなり高精細の3Dオブジェクトを取り込める。ボリュメトリックビデオなどはCanonくらいしか出していなかった。

まとめ

RED KOMODOは今後の主流になるのか?

思ったより見るものが少なかった印象です。特に、オーディオは情報が入りづらいので、ここ2年分の最新情報がなくてつまらないくらいです。海外メーカーのブースも少なかったので世界的な動きもわかりづらいですね。来年も、もはやフォトキナのように、この規模のままになってしまうかもしれません。

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