GX7 MK2の破壊と修理

光学

ジャンクなGX7 MK2 を手に入れた。

1台目

1台目は水没品です。見た感じではマウント部やホットシューのさびなどが見えます。一応撮れますがストロボが機能しません。

ストロボの充電回路がだめなので
電源を入れ直せだって。

2台目

2台目はシャッタが閉じっぱなしになって撮影できないやつです。いろいろ調べましたがメカ的にシャッタユニットが壊れているようです。加えてEVFがなんかヒビが入ってるような感じになっちゃっています。

通常は撮影後に下のシャッタ幕(先幕)は元の位置にもどるのでセンサが見えてるはずだが
これも同じように電源入れ直せだって。
これはいったい時どういう状態なのか・・・?

1台目の修理…

ビューファインダの掃除

EVF内に水滴痕があり、覗いた時にちょっと目障りです。これを掃除しました。

EVF内に水滴痕
分解しようにもネジがさびてるのよね
ネジを削り飛ばして開封&清掃
このバネはなくしやすいので注意
無水アルコールで拭いたら綺麗になった。

ストロボが使えないので

ストロボが使えないのでいろいろ調べましたが、どうもストロボへの充電基板がさびさびになっているようです。基板ごと交換しなければなりませんが・・・ここで悲劇が起きます。

どうみてもさびさびだけどこの時は起動してた。

やっちまった

何度か分解を繰り返していたら、もう二度と電源が入らなくなりました。

水没品はこれだから困ります。

ディスプレイ側もひでえ状態。一応つかえるけど・・・

2台目への移植

仕方ないので、シャッタユニットだけを2台目に移植することにしました。

水没してさびさびでしたが、シャッタユニットは取り付け金具のさびだけであとは見た目上綺麗に見えるし、機能しているので部品を使います。あとEVFのDMDユニットも、特にさびはなく無事だったので移植します。

シャッタユニット

シャッタユニットはセンサアセンブリを外すと見えるよ。

ビューファインダのDMDユニット

さびてるEVFユニットからDMDだけを取り外して移植します。

壊れた方を観察してみましたが、なんでああなったかはわかりませんでした。

右のがDMDユニット。いわゆるDLP方式なので、目を動かすと像が三原色に分かれる。

センサアセンブリの調整

センサアセンブリを取り付けたら、まだボディを組みません。センサとマウントの平行を確認してからボディを組み立てます。

適当に壁やパタンなどを写し、片ボケにならないか上下左右を確認しながら3本のネジを調整します。

像を見ながら調整するよ
このネジの下にバネが入っていて、センサアセンブリを支えている。

成功したかと思ったら…

すべてうまくいって、やっと完全なGX7 MK2ができました。

一晩経ってから撮影すると、なんかおかしい・・・

こんなエラー画像が撮れました。

どうやらセンサとメイン基盤の通信がうまくいっていないようです。

ダメ元で、通信しているフレキにエツミのナノカーボンペンをぬりぬりしてみました。

これ

そうしたら完全な形に戻りました。

まとめ

GX7 MK2をニコイチ修理しました。

このカメラで写真を撮っていると、やはりその大きさや操作性はすばらしいです。

あらためて、GX7 MK2は傑作カメラだと思います。

できたらGX7S作ってくれないかな?

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