ZOOM F8の思い出
ZOOM F8。これは世界最高のレコーダの一つです。
諸性能はまあまあですが、とにかく使いやすいです。
私はこれを2015年の発売以来愛用していますが、当時から電源については悩まされてきました。
単三乾電池 * 8本の使いづらさ
内蔵できる単三8本というのは絶妙な使いづらさです。これで1日持てば御の字ですが、実際は4時間が限界です。安心して使えるとしたら3時間弱ぐらいでしょう。
外部電源で使うと、バックアップ電源として機能するので安心ですし、乾電池はコンビニにも売ってるので嬉しいですが、内蔵電池だけでは心許ないです。
というわけで、今でこそトリガーケーブルで安定的に使えるようになりましたが、当時はよくわからん汎用性のないバッテリを使うしかなかったのです。
治具を作成する
ZOOM F6やSound devices 7xx・8xxシリーズなどのように、後述するLバッテリを使えないかと思い、ジグを作成しました。
F6
722
ちょっと後ろにはみ出ますが、バッテリが固定できるのは使いやすそうです。
そこで、こんな感じにアルミ板を加工して、バッテリマウントを作りました。
モバイルバッテリなどもマウントできるのでとても重宝します。やっぱりケーブルもぶらぶらさせるよりは安全です。
ただし、内蔵電池が交換できなくなるのが玉に瑕です。
モバイルバッテリを使う
トリガーケーブルを使えば、思い通りの設計でF8を駆動できます。
思いのほか、扱いやすい感じに収まっています。
このように15Vを取り出して使用できます。
Lバッテリを使う
Smallrig 3018 は適当なLバッテリマウントから12Vを供給できます。
Lマウントの運用も良いのですが、現在SONY製のカメラを使ってないので私にはメリットがありません。しかも、Lバッテリってあの大きさ・重さで意外と容量小さい感じがします。
Lバッテリの互換品でも、急速充電できたりする良いやつは高いし、安物はまっっったく容量詐欺なので注意したいです。
Hirose 4ピンから給電する
Hirose 4ピンからも電源を供給できます。しかも、コネクタをロックできるのでレコーダをバッグやラックに適当に置いても安心です。
4ピンのオス側の内部ピン配置はこのようになっています。1がGND、4が+です。
これを適当に配線し、F8で使用できるトリガーケーブルができました。
F8でも使えますし、
Sound devices MixPre10でも使えます。
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